想像していたより手術後の痛みはありません。
胃が重いような鈍痛があるだけでそれ以外の痛みはまだ感じられません。
ベットの上で
一日かけてゆっくりと落ちていく点滴をみつめるしか何もすることができません。
何度も看護師の方から痛みはないかと質問されます。

手術が決まった日から寝れない日々が続いていてせいか、手術が無事終了したという安心からか目を閉じると何度でも深い眠りにつくことができます。
手術台に上る時の恐怖心から解放されて、何時間でも眠っていたい気分です。
何時間くらいたった頃でしょう
手術の出頭医の若い先生が笑顔で来てくれました。
「痛みはありませんか?」
「先生、ありがとうございました」
「うまく手術ができて良かったですね」
「本当にありがとうございました」

心からの感謝の言葉
がっかりしていた事など忘れて今では頼もしいとさえ思います。
時間がたって麻酔が切れたころには痛みが強くなることを覚悟していましたが、何時間経過しても一日過ぎても予想外に我慢できない痛みにはなりません。
手術が短時間に終了した事で出血も少なく傷口も小さいので痛みも少ないのかもしれないと看護師さんが教えてくれました。
改めて若い出頭医の先生に感謝!
ちらりと見えるお腹にはテープで止めている傷口が数か所あるみたいで、おへその部分が大きな傷のようです。
摘出した胆のうの検体検査はしばらくしないと結果が出ませんが手術はとてもうまくいきました。
就寝時間近くになって少し痛みがでてきました。
何といってもお腹を切っているから当たり前です。
我慢する必要はないと常々家族から言われていたので迷わず鎮痛剤をもらう事にしました。
一日中眠っていたのに鎮痛剤のせいか朝までぐっすりと眠れました。
次の日、朝から歩行訓練がはじまりました。
そして食事も出ます。
歩くとさすがに痛みがありましたが、できるだけ動いたほうが傷の回復に良いとの事でできる限り歩くようにします。
おかげでお通じも順調に戻ってきました。

動けるようになって家族に会えない事がとても寂しいです。
せめてお花を飾ることでもできれば癒されるのですが
コロナ感染を防止するという事でお花は禁止されています。
本当に寂しい入院生活です。
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