若いころから日常的にいびきをしていた夫
鼻の形が悪い為しかたがないとあきらめていました。
還暦を過ぎたころからますますいびきはひどくなり、
きっと睡眠時無呼吸になっているのではと皆思っていました。

夜は2時間おきに何度も起きるようになり
あわせてトイレの回数も増えて寝ることができません。
慢性的な寝不足のような状態でした。
もともと夜型の生活で、夜の間はずっと起きて昼間はほぼ居眠りしていました。
食事中や会話の途中にも気を失うように寝てしまうようになり
いよいよこれは何とかしなければと重い腰を上げ
循環器内科に出かけていきました。
内科でどれくらいの睡眠がとれているか計測するため
器具で睡眠状態を計測することになりました。

検査の結果、かなり重度の睡眠時無呼吸症と診断されました。
睡眠中1時間あたり41回呼吸が停止しているそうです!
データーを見て震えあがりました。
睡眠時無呼吸症は本当に怖い病気です
考えると、きっとこの頃に脳内で小さな脳出血が起こっていたのではと想像します。
日常の事でそれほど重病とも考えずに放置していましたが本当に危険な状態でした。
睡眠時無呼吸症は
睡眠中の低酸素や日中の強い眠気などによるストレスのために,高血圧,脳卒中,心筋梗塞などの虚血性肺疾患や糖尿病,高脂血症、動脈硬化等循環器疾患を発症させるリスクを高めるといいます。
最悪は突然死に至る事もあるとても怖い病気です。
運転中に気を失って事故を起こした人のニュースを見ていましたが
主人も同じような事が起こっていたかもしれません。
誰かを巻き込んで自分もけがをして‥本当に怖い事です!
何もなくて良かったです。
睡眠時無呼吸症の治療方法はとても簡単!

でも、治療方法はとても簡単。
シーパップ(CPAP)を装着して寝るだけです!
鼻に装着したマスクから送り込んだ空気の圧で空気の通り道を確保する治療です。
自分に適した空気圧を設定することで、睡眠中に気道塞がれるのを防ぎ、呼吸がスムーズにできるようになります。
保険も適応されます。
CPAPを使用するようになってから見違えるように眠りの質が改善されました。
夜中に2時間おきにトイレに起きていた主人ですが
今では朝までぐっすり眠れるようになりました。

6時間以上継続して眠れたことは何年ぶりでしょう?
CPAPを装着しているといびきもしなくなりました。
お手入れは少々面倒ですが、
備品や消耗品に対する医療機器供給会社の丁寧なサポートがあります。
機械はレンタルで3カ月ごとに対応している医院に行き診察してもらうだけで使用できます。
一生手放せなくなる道具なのだと実感しています。
もっと早くCPAPを使用していれば良かったと心から思っています。
睡眠時無呼吸症
睡眠中呼吸が10秒以上停止する状態と停止しなくても呼吸が弱くなる低呼吸を繰り返す
病気です。
呼吸が止まる度酸欠状態に陥り、本来副交感神経が優位になる夜間に交感神経が刺激され
心拍数が増加し血圧が高くなることで心臓や脳に大きな負担をかけることになります。