自宅から緊急で搬送された近隣の都市にある脳神経外科で脳のMRIを撮影してもらいました。
MRI検査
若い医師は撮影した写真を見せながら説明してくれました。

「黒くポツポツと見えている小さな黒い粒は脳出血の後です。
このまま放置しているともっと大きな脳出血を引き起こす可能性が大きいですよ!
高血圧は放置しないで治療をして下さい。」
脳出血!
高血圧!!
思ってもいない答えに動揺している私達に健康管理に関心がない人は当然ですと言いたげな表情で医師はパソコンにデーターを入力しています。

「脳出血した場所はもう治療できないのですか?」
「しばらく様子を見るしかありません。」
脳出血という言葉のインパクトに対して薬1つ処方されないまま病院を後にしました。
救急病院というのはその後の治療方法などの相談はしてくれないものでしょうか?
何だか納得できない感じです。
次の日、いつものかかりつけの内科の先生に直ぐに相談に行きましたが、
何故か先生は特に問題はないといいます。
その時の救急医はきっと若く経験が足りないのでそのような事を言ったのではないかとおっしゃるのですが説得力がありません。
主人は実際に血圧が200に届くくらい高くなっていてめまいと吐き気がして
脳のMRIには過去にはなかった脳出血の跡があるのです。
その必要はないと言う主治医の先生に何とかお願いして、
大学病院の紹介状を書いてもらいました。
後日大学病院でもう一度今の状態の相談をしなければどうしても安心ができないからです。
磁気共鳴画像診断装置 という検査機器です。
磁気の力を利用して体の臓器や血管を撮影する検査で様々な病巣を発見することができ、病気の早期発見・診断に有効とされています。
頭部の検査では、脳腫瘍(のうしゅよう)、脳梗塞(のうこうそく)、脳出血(のうしゅっけつ)などの病変の有無を調べることが可能です。脳出血や脳梗塞では、病変の有無、大きさだけでなく病気の発症時期を推測することが可能です。