数日後、かかりつけ医から近隣都市の医科大学病院に紹介状を書いてもらいました。
この間の経過が分かる資料を見せてセカンドオピニオンを受けるためです。
・高血圧に対するこれからの治療方法
・MRI撮影でわかった脳内出血と言われている事に対する考え方
・時々起こるめまいと吐き気について
大きく3つの事に対して違う医師に尋ねてみたかったのです。
最近ではセカンドオピニオンは希望すればだれでも受けることができるようになり良い制度と思います。
病気は自分自身がその病気と向き合わなければ良い結果を出すことができません。
病気を理解し、治療を理解して医師の指示に従い自分が選択した治療方法で闘病を始めてこそ
乗り切ることができるはずです。

午前9時
病院の待合室は大勢の人達でいっぱいです。
受付を済ませて総合内科のドアの前で順番を待ちます。
名前を呼ばれ総合内科の中へ
今日の担当医の医師は手際よく私達の心配を理解してくれます。
採血をして、心電図を取り、考えられそうな検査を全て手配してもらいました。

結果を聞く時には最初に問診したドクターではなく医局長が対応してくれました。
大学病院では病気の診断や治療方法などをチームで共有して取り組んでいく体制になっているそうです。
今日の検査結果から深刻な病気は見つかりませんでした。
一安心!
ひとまず薬も効いているのでその点も評価されました。
この間毎日つけている血圧表も安定しているので、
その調子で薬を飲みながら減塩と運動をして様子を見ていけば良さそうです。
時々起こるめまいと吐気は今まで高くなっていた血圧から薬の力で正常な血圧に下がった分
身体がその血圧にまだ慣れていないのでめまい等がみられているのではと考えられるそうです。
段々と平常の血圧に慣れていけばめまいもなくなるそうです。
主人は、血圧が117/98なんて見たことないような低い数値だそうです。
薬って効果あるんですね!
脳内出血に関しては判断がとても難しいとの事です。
小さな点は脳内出血の後なのか、痴呆の元になる物質の写真なのかは区別がつかないとの事
両者のどちらであっても具体的な治療方法もないそうです。
でも痴呆や脳梗塞等の人の脳の写真にはあの小さなポツポツが無数にある事が分かってきているそうです。
これ以上増やさない為にはやはり高血圧、睡眠時無呼吸症、動脈硬化にならないよう注意するしかありません。

検査の結果、他の病気のリスクは低いとわかり治療する方向性がハッキリとわかってきました。
効果の出ている今の薬もしばらくそのまま飲む事にしました。
アレコレといらない心配をする必要がなくなり精神的な安心を得ることができて
思い切って検査を受けることができて良かったと思いました。
紹介状を書いてもらうためには費用がかかりますが
重篤な病気の治療の時は一つの意思の意見だけ聞くのではなく
別の視点で判断してもらえることもあるので
必ず他の医師の意見を聞いてから治療に取り組むべきと思います。
自分の為にも家族の為にも
セカンドオピニオンは必ず受けるようにしましょう!
病気を治療するために、納得して検査や治療法の選択や決断 ができるように担当医の説明や意見とは別に、他の医療機関の医師に意見を求めることです。